天敵は点滴

Kanaeh2007-05-24

いつもならばゴールデンウィーク明けには終わるバタバタ状態が、今年は昨日までひっぱってしまった。やっと終った。ふーっ。
ワタクシがジャンクばっかり食べて睡眠不足でお肌ボロボロな日々を送っている間、わが家はみんな元気だったのかというと、トンちゃんはつやつやとお肌の調子もよくたいへんすこやかにすごしていたのですが、かなりエライ目にあったのが約一匹おりました。
それは、うちの病気一つしたことない猫です。
トントンの狂犬病ワクチンのついでに、三種混合ワクチンを打ってから、様子が激変。3年前にも受けたことがあったのに、今回は下痢と嘔吐をくりかえし、水も飲まずに衰弱していくばかり。かかりつけの獣医さんの、「心配ない」という言葉を真に受けていたら、3日経過したころには行き倒れの野良猫みたいにボロボロになり、これはヤバイのではないかと不安になった家族が磯子のMなとYこはま動物病院に担ぎ込んだわけです。
ワクチンの副作用にしては重篤なので、腫瘍とか心臓病とか隠れた疾病の可能性もある、との診断。ところが、検査をするもやっぱり原因はわかりません。
いずれにしても脱水で危険な状態なのは確かなので、点滴が必要という結論だったのですが、そこから家族を待っていたのは「猫点滴地獄」というべき日々でした。
あらゆる病気の犬猫が全国から群れなしてやってくる有名病院だけあって、もー尋常じゃないエライ待ち時間なのです。それを回避するために、朝7時から点滴のために病院に入り、点滴の時間は5〜6時間。しかも、終始つきそいの必要あり。回復してるんだか何だかよく分からない状態のまま1週間が経って、やっとほんの少し食べ物を口にしたときは、もう本当に安心しましたよ。
結局、エコーの結果で直接の原因はすい臓炎ということが分かったのですが(ワクチンとの因果関係は不明だけど、疑っちゃいますよ)、治療法はやっぱり点滴とのこと。かなり元気になったにもかかわらず、まだ日をおいて点滴地獄が続いております。ちょっと痩せたけど、すっかりもとの元気なニュウニュウに戻ったのですが。

……どのぐらい元気になったかというと。本日、飼い主Bが廊下に血まみれで絶命している鳥を発見。最近、雨戸閉めっぱなしの窓の戸袋に巣を作ったムクドリ夫妻のどちらかを、待ち伏せして窓から前足を伸ばしてひっかけたらしい。幽閉状態だったのに、猫のヤツ自力で重い雨戸を開けたらしい。オソロシイ……。ムクドリさん本当にごめんなさい。戸袋の中には、もう少しで巣立ちそうなヒナ鳥がいるのだけれど、親鳥が一羽でけなげに巣に戻ってきたらしいからとりあえずよかったけど(号泣)。
猫の狩猟本能を満たしただけとはいえ、家族の愛を裏切ってくれますよ。すい臓悪いらしいけど、もう十分元気なのはよーく分かったから。

写真は点滴中のニュウニュウ。元気が出てきたので機嫌が悪くなると唸ります。