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飼い主風邪の寸前でなんとか踏みとどまっている状態。
暖かいうちにトントンを歩かせるかとＺ海岸に向かう。やけに海方向に歩いている人が多いなとぼんやりしていたが、途中で「除幕式会場はこちら」という看板を発見して気がつく、今日は某文学碑の除幕式の日だったのだ。
海岸は案の定人でごったがえし、石原軍団による炊き出し（？）なるものも行われていたが、事前に招待状をもらっていない我々は、海岸に設けられた柵の向こうから、カレーや豚汁を食べる人々を指をくわえて眺めるのみ。
ところでこの文学碑、近所の薬屋のおばあちゃんは「Ｋ倉なんて、もっとたくさん文学者がいるのに、海岸に記念碑なんて建っていない（本当かどうかは知らない）。Ｚ市は文化的だこと」と皮肉を言い、海岸周辺にお住まいのマダムは「あの金ぴかの太陽がいや」とダメだしをし、私の周囲の評判はよろしくない。
今日は遠くからしか見られなかったけど、私も金ぴかの太陽はあんまり素敵じゃないと思った。強烈な潮風が、いい具合につや消しにしてくれないものだろうか。
海にはできるだけ何もないのがよい。

ホームセンターで母が買ってきたコスチューム。
パッケージの写真がミニチュアシュナウザーだから、トントンが着られるかと思ったらしいが、冗談じゃない小ささ。かろうじてニュウニュウなら着られる。
どういう技をつかったのか分からないが、数分後には脱いでおりました。