遊びくるってます2

そうそうこの日の夜は、憂鬱な5月をすごした私の唯一の光(笑)Belle & Sebastianのライブの日。
会場まで30分ほどあったので、とりあえず品川駅アトレのGrand Central Oyster Bar & Restaurantで腹ごしらえ。生牡蠣が嫌いなブル美さんを無視して、友人Mちゃんとむしゃむしゃ牡蠣を食べてスパークリングワインを飲んでいると、アトモ家のシノブさんから電話。な、なんと会場のステラ・ボールの3列目でスタンバっているとのこと。
即食事中断して駆けつけたかったのに、生牡蠣が食べれない誰かがオーダーしたローストチキンがなかなか出てこないので開演1分前に会場入りという羽目に……。
いまいちやる気の感じられない友人とブル美さんをおいて、シノブさんとチヅルさんが陣取っている3列目までたどり着きました。いや〜、お二人のおかげでライブは最高に楽しめましたよ。
ライブ自体はベルがいた時から3回目なのですが、こんなに近くで見たのは初めて。
スチュワートのしょぼしょぼしたブロンドの睫の奥の瞳がブルーなのまで見えたし、変なダンスに萌え萌えでした(あんまり書くと馬鹿にされるからやめます)。
歴史が長くなったバンドの宿命で、観客は昔の曲を求めがちだし、「もうベルセバは1枚目のときみたいな美メロは書けない、Tigermilk最高」みたいな意見もよく聞きます。
でも、B & Sは少なくとも自己模倣に陥っていないし、10年目にして力強い方向に変化し続けているその姿は誠実な気がして、私は新しいアルバムを大変気に入っているのです。そりゃもはや20代の時と同じ路線の曲は書けないと思うよ。(とはいえ名曲「The State I Am In」などもバランスよく演ってくれたので大変楽しめました)
ストリングスが減った(多分)せいか、ブル美さんは「ちょっとしたオーケストラを見てるみたいなスケール感がなくなったよね」と不平を申しておりましたが、私は「White Collar Boy」をヘロヘロになるまでシャウトするスチュが観れたから満足ですっ!。
前日の展覧会にも通じる変な感想ですが、続けることの困難と素晴らしさを同時に感じたライブでした。
しかし、日本のファンの人気投票1位だったという「I could be dreaming」この日演らなかったよね?。
アトモ家のお二人には、帰りの車に乗せていただくし、「どうでしょう」までお借りするしで大感謝の一日。M浦に足を向けて眠れません。