鳥居という名の犬

近所に住んでいるおばあちゃんが今日突然死んでしまった。
犬を飼っていたんだけど、家族が犬嫌いだからおばあちゃんが亡くなったらどうするんだろう？、お互い１ミリ視界に入っただけで闘犬モードになるほど相性は最悪なので、トントンと一緒に飼うのは無理だし……と、常日頃危惧していたんだけど、その日のうちに里子に出されてしまったとは！。責めることはできないけど、あまりの早さにただ驚くばかり。
そもそも最初の飼い主は米兵の家族で、帰国を機におばあちゃんに貰われた子なのだ（ちなみに、犬の名前は「鳥居」というのだけど、元の飼い主は「狛犬」のつもりだったらしい）。
今一時預かりをしている人は動物嫌いではないので、とりあえず最悪の事態はないと思うのだけど、おばあちゃんと毎晩同じ布団で寝ていた鳥居の境遇の変化を思うと心が痛すぎる。
変な話だけど、犬飼いは死ねないな、と思う。
（トントンの写真は昨日のもの。そろそろ水分補給が必要な季節）

追記―鳥居ちゃんは、結局いままで暮らしたお家でひきつづき暮らすことになったようです
。
これで一件落着なのかどうかはかなり微妙ですが。