Kanaeh2005-07-20

そうそう、バーゲンの残り物をあさるついでに、エミール・クストリッツァの新作『ライフ・イズ・ミラクル』を観にいったのであった。久々に、嬉しいときには銃を空に向かってぶっぱなし、腹が立てばテーブルをひっくり返し、よく笑い、よく泣く人々を観て元気になった。映画は、H山町とZ市で殺し合いをやっているみたいなボスニア紛争中でも、すべてを超越して恋愛は不滅だぞ、というものすごいラブコメディ(ドタバタ感は『黒猫、白猫』に続く感じ)。軍人の鑑みたいなおいしい役で出演しているクストリッツァの息子が驚くほどふけているとか、ヒロインのお姉さんは意外と脱いでもすごい、などなどはさておき、主人公の家に住んでいる痩せっぽちのラブラドールのミックスみたいな犬がなんとも表情豊かで忘れられない(猫とロバもよいのですが)。でも、道路脇でいつもガアガアいってるアヒルは撮影中に何羽か轢き殺されてそう。